環境に優しい屋上緑化

古くからの習慣でもあった

屋上緑化は、建物の屋上に植物を植えて、断熱性や景観を良くすることを目的としています。また、同じ目的で外壁を緑化することを壁面緑化と言い、両方とも環境問題の対策として行われていると思われがちですが、日本では古来からヒョウタンやヘチマなどで緑の壁を作り涼む習慣がありました。屋上緑化にはたくさんのメリットがあります。まず、ヒートアイランド現象の緩和や省エネ効果です。植物の蒸散作用により気温の上昇を抑える効果があるので、冷房機器の使用量を減らすことができます。

植物の癒し効果もある

また、植物で屋上や壁面を保護することにより、酸性雨や紫外線による劣化を軽減することができます。つまり、建物の耐久性が向上するのです。緑化することにより癒しの効果も生まれます。植物の発する揮発成分を吸うことで、精神安定化や肉体疲労の回復などの効果があると言われています。病院などの医療施設や介護施設などで植物が植えられているのには、癒しの空間を提供するという理由もあるのです。その他にもたくさんのメリットがあるため屋上緑化を導入するところが増えています。

気を付けなければならないこと

たくさんのメリットがある屋上緑化ですが、気を付けなければならないこともあります。それは、許容積載荷重やメンテナンスです。まず、設計する際に最も重要になってくるのが許容積載荷重です。日本は地震が多いため、建物によって様々な条件がありますので、よく確認してから行いましょう。また、落葉樹などを植える場合には、周辺に迷惑をかけてしまう可能性もあるので、どんな植物を植えるのかも考える必要があります。しかし、環境にも家にも優しい屋上緑化ですので、上手く生活に取り入れていきましょう。

建物の屋上に植物を茂らせる屋上緑化は害虫や病気に見舞われると枯れてしまい、見栄えが悪くなります。外部をネットで覆い、定期的に薬剤を散布して植物の健康を守ることが屋上緑化を維持させるための心得です。